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女子委員会

2026.07.26

KFA第31回U15女子サッカー選手権大会(7/25決勝分)結果

KFA 第31回 U-15女子サッカー選手権大会 決勝戦
■ 日時:7月25日(土)18:00 キックオフ
■ 会場:県立サッカー・ラグビー場(Bコート)
■ 対戦:日置シーガルズFC vs HKSCリンドーゼ霧島

対戦結果
日置シーガルズFC 1 - 1 (PK 4 - 3) HKSCリンドーゼ霧島
(前半 1 - 0 / 後半 0 - 1 / 延長 0 - 0 / PK 4 - 3)

試合経過・戦評
【前半】指導者講習のお手本のような先制劇と、激しい中盤の攻防
両チームとも立ち上がりは攻撃エリアの確保と相手へプレッシャーをかけるため、前線中央へのロングボールを選択する立ち上がりとなった。
ロングボールのやり取りが続くなか、早くも試合が動く。日置が左サイドから中央へ送ったクロスに対し、リンドーゼのGKが処理しようとした瞬間、日置の選手が果敢に飛び込みゴールを奪う。指導者講習会でもポイントとなる「クロスの攻守」において、攻撃側のお手本のような見事な崩しであった。
その後は互いに1トップのシステムを敷き、中盤での激しいチェックから精度が高いとはいえないボールがトップに集まり、CBの徹底したマークを受ける展開が続き、決定的なチャンスには至らない。しかし前半終了間際、リンドーゼはトップへの配球が日置の最終ライン裏へ通り始め、日置CBの対応に向きを変えさせることでトップの選手が働きやすい状況を作り出す。リンドーゼがセットプレーを含め押し気味に試合を運ぶが、日置が1点リードのまま前半を折り返す。

【後半】怒涛の同点劇、勝負の岐路に立つ両ベンチ
後半も前半の勢いのまま、リンドーゼがやや優位に試合を進める。すると試合開始50分、コーナーキックからの混戦を制したリンドーゼが得点を挙げ、試合を振り出しに戻した。
同点に追いついたものの、両チームの意図的な試合運びは開始時から大きな変化は見られなかった。DFラインからトップへの配球が多く、ボールを受けるトップも互いのCB2枚による徹底したマークを受け、追加点が生まれる気配は少ない。
中盤のサイドを経由して「溜め」を作ることや、コートを広く使いグラウンダーのパスやドリブルを織り交ぜるプレーが増えればチャンス拡大が見込まれる展開であった。しかし、接戦かつ勝利への強い執着心の中、戦い方を変えるリスクや不安があったことは両ベンチ・ピッチ上の選手の心理として非常に理解できるものであった。

【延長〜PK戦】死闘を制した日置シーガルズFC、互いの逞しさが光る
延長前後半でもスコアは動かず、決着はPK戦へ委ねられた。
4人目までにお互い1人ずつ外し、迎えた5人目。先攻の日置がしっかりと決め後攻のリンドーゼにプレッシャーをかける。リンドーゼ5人目のキックは中央寄りとなり、日置GKがセーブ。PK戦を4 - 3で制した日置シーガルズFCが激闘の頂点に立った。

総評
夕方のキックオフとはいえ、厳しい暑さの中で体力・集中力の消耗が激しい過酷な環境下であった。その中で最後まで走り抜き、戦い抜いた両チームの選手たちの逞しさには目を見張るものがあった。今後さらなる成長が期待される両チームだからこそ、接戦であってもブレない戦いの中に、相手を上回れる戦術の確立と、セットプレー等の共通理解の向上が次のステップへの課題となるだろう。(文責 吉永輝彦)